「福祉住環境コーディネーターは3級受けずに2級の合格はできるの?」
「3級を受けないと2級の勉強は大変なのかな」
「いきなり2級を受験するのはどうやって勉強したらいいのかな」
このように考えている方もいるのではないでしょうか。
実は私も、福祉住環境コーディネーターを受験するときに3級を受けたほうがいいのか、いきなり2級でいいのか悩みました。
なぜ迷ったかというと、「履歴書に書くのであれば2級から」と聞いたからです。
「3級を取っても履歴書に書けない!」
「3級のテキスト代・受験料を払って、また2級受験の時にテキスト代・受験料がかかってしまう!」
「3級と2級の受験時間を確保しなければいけないなんて無駄だな~」
そう思って、私は3級を受けずにいきなり2級を受験しました。結果、見事合格をすることができました。
ですので私の実体験から、いきなり2級を受験して合格することは可能です!
今回は、私と同じように、福祉住環境コーディネーター2級を3級を受験せずに受けようか迷っている方に読んでいただきたい記事になっています。
この記事を読んでわかることは、次の通りです。
- 福祉住環境コーディネーター2級と3級の違い
- いきなり2級を受験するメリット
- いきなり2級を受験する場合の勉強の仕方
是非最後まで読んでください。では、見ていきましょう。
福祉住環境コーディネーターとはどんな資格なのか
では、福祉住環境コーディネーターとはどんな資格なのでしょうか。
東京商工会議所のサイトには、福祉住環境コーディネーターについてこのように紹介されています。
超高齢化社会を迎えた日本で、ますます存在感が高まる検定試験
福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障がい者に対して
住みやすい住環境を提案するアドバイザーです。
医療・福祉・建築について体系的で幅広い知識を身につけ、各種の専門職と
連携をとりながらクライアントに適切な住宅改修プランを提示します。
また福祉用具や諸施策情報などについてもアドバイスします。
福祉住環境コーディネーターには1級・2級・3級が用意されています。1級は2級合格者しか受験できません。では、2級・3級ではどんな違いがあるのでしょうか。
2級と3級の違い
2級と3級はなにが違うのでしょうか。比較表を作成したので、ご覧ください。
※CBT受験…全国各地のテストセンターでの受験
※IBC受験…自宅や会社でパソコンを利用しての受験

2級の合格率は激しく変動します。ですので、試験で70点以上取得できる知識を確実に身に着けておく必要があります。
3級を受けずに、いきなり2級を取得するメリット
3級を受けずに、いきなり2級を取得できれば、次のようなメリットがあります。
- テキスト代・受験料が2級の分だけで済むので金銭的に安く済み。
- 3級・2級と段階を踏んで取得するよりも、期間が短くて済む。
時間的にも金額的にもコストパフォーマンスがいいということですね。では、それぞれ見てみましょう。
テキスト代・受験料が2級の分だけで済むので金銭的に安く済む
2級だけ受験する場合、3級の分のテキスト代と受験料を払わなくて済むので金銭的コストパフォーマンスがいいです。
3級と2級を両方本を買って勉強する場合
2級のテキスト代3,000円+2級受験料7,700円+3級のテキスト代3,000円+3級受験料5,500円
で、合計19,200円です。
一方、2級だけを本を買って勉強する場合
2級のテキスト代3,000円+2級受験料7,700円
で、合計10,700円になります。
これが、通学・通信の講座を受講するとさらに値段の差は開いていきます。
いきなり2級を受けたほうが、金銭的にコストパフォーマンスがいいですね。
3級・2級と段階を踏んで取得するよりも、期間が短くて済む
福祉住環境コーディネーターの試験は、年に2回です。
3級を受験して合格しても、次2級を受験をするのは半年先になります。
期間が長いとそれだけモチベーションを持続させることが難しくなります。最悪の場合、「もう3級取ったから、2級はいいや」ってなってしまう可能性があります。
これではせっかく勉強をするのにもったいないですよね。
また、福祉住環境コーディネーターの試験は、2級・3級のダブル受験(併願受験)も可能です。
この場合、試験の時間90分を2回受けることになります。
いきなり2級を取ると、時間的にも余裕ができるのです。
いきなり2級を受験する場合の勉強の仕方
3級を受験しないで2級にいきなり合格するには、次の3つの方法があります。
- 本を買って独学で勉強をする
- 講座を受講する
- YouTube動画を見て勉強をする
では、ひとつづつ見ていきましょう。
1.本を買って独学で勉強をする
私の場合、本を買って自分で勉強をしました。その場合のメリット・デメリットは次の通りです。
- コストが安い
- 勉強する場所を選ばない
- 本を読むのが苦手な人にはつらい
私の場合は、今まで割と勉強が苦手ではなかったので、本を一冊買ってひたすら繰り返すことにしたのです。
その時私が使っていた本の最新版はこちらです。
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実は、福祉住環境コーディネーターの問題は、45回の試験までは四者択一問題のマークシート方式でした。しかし、46回からは二者択一が中心になり、パソコンでの受験に変わりました。
そうすると、二者択一に慣れるために、この本のような「一問一答形式」が良いでしょう。
また、東京商工会議所が発行している公式テキストもありますが、かなりページ数があるので、短期間で学びたい方には向いていないかもしれません。
「しっかりと学びたい」と思っている方は、こちらの公式テキストも購入するといいでしょう。
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講座を受講する
本を買って独学で学ぶのは苦手!!そんな方は、思い切ってプロの手を借りてみましょう。
福祉住環境コーディネーターの講座を受講するメリット・デメリットは次の通りです。
- 要点を分かりやすく説明してくれる
- 専門用語の説明もしてくれる
- 動画や講義で、頭に定着がしやすい
- お金がかかる
福祉住環境コーディネーターの受講をするなら、ユーキャンなどの通信講座がオススメです。スキマ時間などの自分の好きな時間に受講できるのが魅力になります。
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YouTubeの動画を見て勉強する
今簡単に情報を得るには、YouTubeを上手に使うのがいいでしょう。
- 手軽に始められる
- スキマ時間を使える
- コストがかからない
- Wi-Fiが使えないとギガがかかる
今は有料級動画もたくさん配信されているので、参考書とあわせて使うのもいいと思います。
「3福祉士資格合格チャンネル」は、講座数も多く、余計な音楽や文字も少ないので分かりやすいです。一度ご覧ください。
ただ、やはりYouTubeの動画だけでは残念ながら合格は難しいでしょう。
参考書と合わせて確認をしたり、受講した講座の復習のために使うなどした方がいいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
福祉住環境コーディネーターは、3級を受けなくてもいきなり2級を受験して合格することが可能です。
ただ、だれでも可能というわけではありません。
- ちゃんと勉強をする時間を確保する
- 自分に合った勉強法を見つける
- 2級に合格するという高い意志が必要
- 毎年の合格率の変動に惑わされず、7割の点数を取ることを意識する
これを意識するようにしたので、私はいきなり2級を受験して合格することができました。
あと、私の場合は福祉関係の仕事をしていたので、携わったことのない「建築分野」の勉強を中心に行いました。
逆に建築関係の方であれば、福祉分野を中心に勉強をするといいでしょう。
是非コスパのいい「いきなり2級受験」にチャレンジしてみてください。
今回は以上です。
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